日記

わたしの耳は貝の殻

ウィスキーの芳醇な香りを反芻しながら寝る支度をしていた昨日の深夜、 唐突に頭によみがえった、懐かしい言葉。 わたしの耳は貝の殻 海の響きをなつかしむ これは、ジャン=コクトー(Jean Cocteau)という詩人・芸術家の詩の一句。 小学生の頃に何かで出会…

ベイビーブーム♪

実の兄の初のこどもが生まれてちょうど一ヶ月後の昨日、 会社の同期の女の子に、初のこどもが生まれた。 姪っ子と一ヶ月違いのそのベイビーの名前は、実の兄と一緒。 この秋には会社の先輩にもこどもがうまれる。 会社の先輩の奥さんにも二人目がうまれる。 …

You know me

ジョハリの窓ジョハリの窓 - Wikipedia というものがある。 相当に古く有名な考え方なので今更だが、 友人との会話の中で、自分が最近気づいた自分自身についてのことが、 友人から観るともう10年以上も前から明らかだったことを知ったときに このマトリクス…

生身の人間

本日開始の劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」を観に行った。 於、浜松町「秋」劇場。 オペラ座の怪人、キャッツ等数え切れないほどのすばらしい ミュージカルの音楽を生み出した巨匠アンドリュー・ロイド・ウェーバー。 彼がずっと以前に制作…

地球の裏側

友人の友人のレストラン(於、麻布十番)にて 友人と友人と3人で食事をしながらのんびりしゃべっていた。 その時会話に印象的だった映画の話が出てきて「ナイロビの蜂」とか 「ホテル ルワンダ」の話をしていたら 今、地球の裏側では何が起きているのかなあ…

年を重ねるごとに

思ったこと、二つ、忘れないように。 いち。 年を重ねるごとに、 いろんなものをくっつけていくんじゃなくて 年を重ねるごとに、 いろんなものを手放していって、身軽になっていけたらいいなあ そんな空気の人間になっていきたいなあ に。 自分が存在するこ…

ぜんぶお見通し

実の兄には最近こどもが生まれた。 上に兄弟がいると甘えられていいねと言う見方もあるが どうも兄に甘えた記憶があまりない。 そもそも人に甘えること自体が下手な、 かわいくない幼少時代だったような。 しかし今は(今さらながら)けっこういろんな人に甘…

朝のリレー

ずぅっと昔、小学生の時に教科書で読んだ谷川俊太郎の詩。 その挿絵さえ覚えている位、とてもとても輝いていた言葉たち。「朝のリレー」 谷川俊太郎カムチャッカの若者が きりんの夢を見ているとき メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っているニューヨーク…

香りの効能

母は、香水を好まない人で、昔からその香りが きついのを嫌っていた。 私もその影響か大学生くらいまではほとんど つけていなかったが、今は棚に7,8種類の香水の瓶を 並べているし、アトマイザーを持ち歩く。 平日の朝、ニュースを見ながらメークをして、 …

単語帳

学生(高校生)時代以来かもしれない。 単語帳を作り始めた。昨日。 帰り道のファミマでただお茶を買いに入ったのに、 無印の5cm*5cm位の正方形の単語帳がかわいかったから 買ったのは・・・たぶん半年位前。 気が向いた時に、落書き帳代わりに 適当な絵を数…

二の腕一考。

N(会社同期)とランチをしていた。 かくかくしかじかで詳細は省くがこのつたない日記について 一つテーマを提示してくれたので、それを本日のお題とする。 本日のお題。それは、二の腕。 二の腕。にのうで。ニノウデ。 そういえば何で二の腕ってニノウデっ…

stand up! 〜世界の中心は。

JR車内にて、18時頃。 乗ってきた20代前半男女。 女に両腕で絡みついて、生まれたての子鹿の ように頼りなく立っている男。 立て!立つんだ!!君は一人で立てる! シャキッとせんかい!!! と渇を(心の中で)入れながら駆けつけた埼玉の病院。 Jさん(ラ…

Luck is no Accident

「モルヒネ」、という本を読んだ。 からりと晴れたGW中に、タイトルからしておよそからりとしない この小説を読んで、当たり前なのにまた改めて噛みしめた。 人生はどうしようもないことだらけ。 むしろ、思い通りになることなんて本当に本当に少ない、と。 …

夜道から

帰っていい?帰ってもいいの?? なんだかやらないといけないこと忘れてる気もするけど、帰っちゃえー と本日は19時半頃退社。 数人に晩ご飯のお誘い電話したけど、当日アポは空振り。 こうなったらお料理だ、お料理ー!と帰宅。 …の、途中。 「あの、すみま…

あなたに出来ないことなど

スカパラ×Chara「サファイアの星」。 歌のなかばでの、ワンフレーズ。 あなたに 出来ないことなどない この言葉を、どう聞くだろうか。 このGWはゆるゆると気持ちよく過ごしていた。 その半ば、相模湖の方へキャンプ(BBQ)へ。 晴れ渡った気持ちのいい空の下…

やわらかくてあたたかいもの

そして生々しくて原始的なもの。 それは、人間。 最近、二つ小説を読んだ。 「ジャンピング☆ベイビー」野中柊 「飼育」大江健三郎 二つの小説の間には、なんの文脈もない、 関係もない。 前者は女性の話。なんということのない、離婚した夫婦が 飼っていた猫…

写真のチカラ、映像のチカラ。

気になっていたコルベール展に行って来ました。http://www.ashesandsnow.org/ その展示場の建築から始まり、 エキシビションの方法、写真のトーン、など すべての空間づくりが丁寧にされていて 一つの世界を作っていた。 展示されているのはスチール写真、そ…

同居人。

急遽同居人ができました。 クワズイモという植物です。 犬猫を飼うときに「目があった」で決めるとよく言いますが、 そんな経緯で、この子も 今我が家にて暖かい春の日差しを浴びてます。 がんばれクワズイモ。

ねえ、パトラッシュ、

「パトラッシュ、疲れたろう。 僕も疲れたんだ。何だかとても眠いんだ。 パトラッシュ…」 ネロはそう言って短い命を閉じたけど、 全く同意見で、だけど生命の危機とは無縁に、 単純にとても眠い。 眠い、眠い。 睡眠第一主義で生きてきたと思っていたら、 い…

KISS

どうしようもないなあ、と思うような状態になったり なんだかよくわからない位忙しいときに ああ、救いだなあ と思うのは 体を動かすと頭がカラッポになる自分の単純さ。 土曜日は、きれいな小春日和だった。 社会人になってからの今まで、(採用担当だった…

それは、ボストンの写真

ボストンに行ったのは、2005年の10月だったはずだ。 それから1年以上経って、 いろんなことがあって。 ボストンには出張で行った。 まだ人事にいるときで、その後何が待ってるか なんていっさいの想像もせずに、その時の仕事を 楽しみながら、ボストンの街…

帰納法的思考回路のプロコン

Optimisticだと思っていたら、むしろ「帰納法的思考」なのではないか、と指摘されたことがある。 帰納法 ただし、帰納法にはこういうものもある 数学的帰納法 とにかく、上記の意味を見てもよくわからないのだが、要は「結論(現状)がまずありきでそれを肯…

越えてはいけない一線はどこか

羽田に到着してスタバでコーヒーとおやつをつまみながら、この一服はどの食事分換算かと考えていた。睡眠不足にめっぽう弱いので、最近の生活が少しハードに感じられる。とろけるように眠い。今日の飛行機では、行きも帰りも座った瞬間から着陸のドスン、ま…

どこまで、のぼる?

先々週の土曜日に、O君が 人は知れば知るほど不幸になる 情報がなければ人が持っているものをうらやましがって辛い思いをしたり、手に入らないものを望んで苦しんだりしなくてすむのに というような主旨のことを言った時に、ふと思い出したハワイの言い伝え…

ネクストステップ

今は、ベリーニの季節じゃない。 ベリーニ ベリーニは人の名前に由来したカクテルで、画家ベリーニ氏の展示会をヴェネツィアで行った時の記念に「ハリーズバー」のジュゼッペ・チプリアーニ氏によって作られたカクテル。ヘミングウェイが好んだ事でも有名。…

ゲームの前提。

なんとなく、 ああ そうなのかな。 という一つの解釈。 たとえば、サッカーのゲームが成立するためには。 フィールドはこの広さですよー とか オフサイドとは とか 試合中に喧嘩とか頭突きとかだめよ とかもっというとサッカーとは、お互いに陣地があって 守…

左手親指付根関節痛

今朝(といっても昼過ぎ)に起きてコーヒーでも飲もうかとお湯を沸かそうとしたら、左手の親指付根の間接に、違和感。鈍痛。 なんだこれ?と思ったら、思い出した。 昨晩、カラオケに行ったのだった。 タンバリン叩き過ぎ症候群。 カラオケに行った翌日、三…

learning style

昨日、おもしろいこと聞いた。 人にはそれぞれ「learning stle」というのがある。 http://en.wikipedia.org/wiki/Learning_styles 日本の教育というのは極めて「読み・書き」に特化している。 それゆえに、この国で「優秀」になりやすいのは、「読み・書き」…

50円玉理論

ちょっと前になるが、N(妹)と話をしていた時に50円玉理論の話をしていた。 そのときより前に、私はどうもその話を彼女にしていたらしい。 どういうことかというと。こどもに、 A「机の上に、50円玉を立ててみて」 というと、こどもは一生懸命50円玉のバラ…

Rainy sunday,そしてスポンジの話。

雨の日曜日だった昨日。 Rainy days and Mondays always get me down... Carpentersはそんなことを唄って、アンニュイな気分を代弁してほしかった全人類の共感を得た訳だが。 日曜日に目が覚めてカーテンを開けた時に、めいいっぱいの青空が広がっていると気…