ぜんぶお見通し


実の兄には最近こどもが生まれた。
上に兄弟がいると甘えられていいねと言う見方もあるが
どうも兄に甘えた記憶があまりない。
そもそも人に甘えること自体が下手な、
かわいくない幼少時代だったような。


しかし今は(今さらながら)けっこういろんな人に甘えてる。
人って一人じゃ生きていけないもんね、くふふと思いながら、
心許せる人にはたががはずれたようにさらけ出してるように思う。
いろんな人に無理をいい無茶をいい泣き言をいい実際に泣き。
勝手にだばだば泣いて迷惑をかけた友人たちに感謝。


そんななかでも特に、まるで兄に甘えるならきっとこんな感じだろうと
思うくらいジユーホンポーにふるまう相手、友人C。
昨晩彼と電話で話をしていて、切る前に遅くにごめんね、
というようなことを言ったら、
「いやあ、わかるよ。そういう時って電話したくなるもんだよね」
とさらりと言われ。「そういう時」という程の特別な何かがあった
わけでもないそのタイミングに、その言い方で、なんだか全てが
ああ、見透かされてる と思わせるものがあり。
はっはーお見通しなんだなー と思い。
そのことに、ありがとう!と思い。