帰納法的思考回路のプロコン
Optimisticだと思っていたら、むしろ「帰納法的思考」なのではないか、と指摘されたことがある。
- 帰納法
ただし、帰納法にはこういうものもある
とにかく、上記の意味を見てもよくわからないのだが、要は
「結論(現状)がまずありきでそれを肯定し、それに至る経緯やその結果を肯定的に受け止める」
ということを意図していた。
帰納法的思考回路ね。とはいえまあ大枠で言うと、Optimistということとあまりかわらないのだろう、と思っていた。
たまたまこの話をF君(部活の後輩)としていたら、彼は自分もどちらかというとそういう思考回路で、ただこの思考回路にはこんなconsがあるのでは、という。
ちなみにプロコン(pros and cons)とは、良い点と悪い点、という意味。
で、彼の言う帰納法的思考回路のconsは、
- 新しい枠組みを作ることができない。
ということだった。
現状の中で最大効果を上げる、作業を効率化する・改善する、もしかしたらそういうことは得意かもしれないけど、抜本的に何かを変えるようなことをできる思考回路ではないのではない、という。
なぜなら、入り口で現状を肯定するところから入ってしまっているから。
大事なのは自分の思考回路の癖を知っていることで、ここを知った上で、
- そうか。では、最大限自分の思考回路を生かして、物事の改善を全力でやっていくぞー
でも
- そうか。では、自分にかけている思考回路を養うように意識的に疑ってかかるぞー
でもいいのだ。導かれる自分の中の独り言は。
今回の会話で、consにも気づかないおめでたい自分、というのが理解できた。F君、ありがとう。