ゲームの前提。


なんとなく、 ああ そうなのかな。
という一つの解釈。


たとえば、サッカーのゲームが成立するためには。
フィールドはこの広さですよー とか
オフサイドとは とか
試合中に喧嘩とか頭突きとかだめよ とか

もっというと

サッカーとは、お互いに陣地があって
守るべきゴールがあって
お互いのゴールを攻めあって入った得点を競うのだ

という前提があって成り立っている。


そして、その中でいかに強く華麗にあるか を
競ってプロも選手は切磋琢磨していく


すべて、その前提の上で。


ところが、

いや 俺のフィールドはこの広さじゃない とか

なんでタックルだめなの とか

そもそも ボール蹴る理由がわからない とか

そういう風になると、前提が崩れてしまいゲームは成立しない。


結局同じ目標を見ているもの同士がそれを目指すために
同じ前提に則って動くことが、ゲームを続けるための条件。
だから、ファールをしたらペナルティを課せられるし、
ファールをした者もそれを悪かったと認めペナルティを甘んじて受ける。
でもゲームの成立をそもそも目指さなくなった場合、
ペナルティも成立しなくなる。


つまり、そういうこと。


もう一つ、たとえば。
借金の関係において、貸した側と借りた側、どっちが強いか?

これは、両者が信頼関係を続けたいと思っている関係においては、
貸した側。
だけど、借りた側が 返さないもんね と「借りた金は返す」
という人間関係の前提条件を無視することにした場合、
つまり信頼関係を続けることをもういいやと思った場合、
貸した側がいかに責め立てても、 もう絶交だ と脅しても
ペナルティにならない。


つまり、そういうことなのです。