写真のチカラ、映像のチカラ。
気になっていたコルベール展に行って来ました。
その展示場の建築から始まり、
エキシビションの方法、写真のトーン、など
すべての空間づくりが丁寧にされていて
一つの世界を作っていた。
展示されているのはスチール写真、そして巨大スクリーンでは映像。
合成も何もない、
だけど計算尽くされた構図、バランスで切り取られた写真は
圧巻だと思った。
ビジュアルのチカラは偉大だ、
どれだけ言葉を尽くしても一つのビジュアルの方が
伝わることが圧倒的だ。
映像になると、ビジュアルにさらにモーションが加わる。
それ以上に、手が加わる、意図がより強く出てくる。
どの映像を選び、どうつなげるのか
どういう音楽をつけるのか
どういう言葉をつけるのか
どういう演出をするのか
そうなったときに、そのクリエーターの本音が本性が見えたときに、
それに共鳴できるか
反発を感じるか
ということがはっきりでてしまうのではないかと思う。
映像の運ぶ情報量は絶大で、
その影響力は大きい。
だけど作り手を暴いてしまうという意味で
クリエーター自身も試されるものなのだと思う。
さて、このコルベール展から何を感じるだろうか。