めくるめく


いろんなことを書こうと思ったのだけど
頭がからっぽ、からっぽ。


今1つ、今日のことで覚えていること、
帰りながらふときになったことを検索しようと
携帯のちっこい画面でチコチコと検索していたら、
携帯ブラウザの広告に


「SOYJOY48本3980円」


という文字が出てきて、
脳の一部(左の方)が
「普通コンビニで買うと1本120円、
スーパーでも108円くらいかな、
するとこれは単価いくらで何%くらい安いんだろう」
という
家計を預かる主婦的な計算を始めようとする
一方で、右脳からむくむくと
「おいおい、48本ってどんだけ大豆だよ
めくるめく 朝ご飯SOYJOYdays じゃないか」
と、毎朝もっさりとしたSOYJOYを牛乳で流し込む
心躍らない日々の想像が急速に台頭して、
頭がそのうんざりなめくるめくdaysでまんぷくになった。


帰りを急ぐ地下鉄は灰色の疲れをしょった人を満載していて、
さして奇麗なスーツでもないスーツに身を包んだサラリーマンが
他人のジャケットが触れて自分のスーツが汚れる、
と聞こえるように独り言を言っていて、
首元に おいおいそれキスマークですか と吹き出したくなる
タトゥーを入れた昔のギャングのようなおっちゃんが
何が眩しいのかサングラスをかけて斜に構える横で、
私の頭からは牛乳をすったSOYJOY一ヶ月半分がむくむくとふくれあがって、
妄想が入道雲のように地下鉄内に大豆色の花を咲かせていた。

「ビジョナリー・カンパニー2」★★★★☆

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則


とある、紹介で。


ちょっと前、ベンチャー企業の社長がやんやともてはやされて
彼らが何を読んでるのか?というような特集が ●×ビジネス みたいな
雑誌で取り上げられているときに、よく「ビジョナリー・カンパニー」
という本が挙げられることがあった。
本著は、その第二弾。だが、企業の成長プロセスにおいては、こちらの方が
先立つステージだ、と著者自身が指摘している。


本著は、データに基づいて「科学的に」飛躍した企業を定義し、その企業の飛躍時の
特徴をデータ化して「飛躍のためにはなにが必要か?」を明示している。
その点は以下。(抜粋)
●第5水準の経営者: 個人としての謙虚さと職業人としてのとことんやり抜く野心の強さ
という矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる。
●誰をバスに乗せるか、それが問題だ:最初に優秀な人材を選び、その後に経営目標を定める。
目標にあわせた人材を選ぶのではない。
●特化すべきは冷静に判断。
①自社が世界一になれる部分
②経済的原動力は何か
③情熱を持って取り組めるもの
この三者の、交わるところに集中、特化。


ちなみに、第5水準まではどんなステータスなのか?
及び、上記ピックアップ以外の箇所について、わかりやすかったのでこちらも->
http://skillstorage.com/archives/000306.html

「海馬」★★★★☆

海馬 脳は疲れない (新潮文庫)

海馬 脳は疲れない (新潮文庫)

Nに薦められて。


脳 の話は面白い。

神経細胞のより集めであって
細胞といういかにも整然としている、
とても規律的でともすれば無機質な印象のあるものたちが
シナプスでパチパチやってるのが脳で


その脳をどうやったらさらにフル活用できるのか


ということを極めて科学的に
でも身近で人間臭く
二人の人物が対話しながら深めていく。


なんだか細胞たちがとても人間臭く、愛しく思える。


それにしても、、、脳 の研究をするのもまた、脳。
すごい。


ちなみに脳は絶対に疲れない、という。
疲れていると錯覚するのは、身体の疲れ。
30歳からさらにぴちぴっちに輝く脳を、完全フル回転していきたいものだ。

迷子。


天性の方向音痴で、
地図をもっていても
一度いったことがある場所でも、
はたまたよくいく場所でも一本違う道を通ってみた時には、
半分以上の確率で迷子になる。
あまりに迷子になるので、迷子にはなれている。
途方に暮れるけど、迷子が解決しないことは絶対にない。
でなければきっと今ここにいられているはずがないから。


さっきから吐き出すように読んだ本を書き出して、
混沌を混沌にしたのはなんらかの意思の力によるものだという
ことも吐き出して、寝ようとしていた。


吐き出すことで、まるで旧式のマシンのように、
錆び付いたブルドーザーのように
前進と後退と作業と破壊をパッチワークのようにつないでいく日々を
どうにかzeroでもマイナスでもなくどっか違う高さから見て
何かなんでもいいから意味を持たせようとしているのかもしれない。


だけど、何かがおかしい。
とてつもなく、迷子な気がする。


友人と話していて、焦燥感にかられる。
・・・そんなこと、考えてない。
すごく大切なことに思えることだったり、とてもわくわくする未来の構想だったり、
疑問に感じることを追求していたり、なにげないことにそもそも疑問や問題の芽をみつけたり。
・・・そんなの、考えてない。
考えてない、考えたいと思うことを。
焦りと、落胆と、さみしい思いが渦巻いて、足がすくむ。次の一歩?


人生に、迷子だ。

混沌へダイブ★


忙しくて髪を振り乱していればいるほど
身の回りが混沌として複雑でぐちゃぐちゃしているほど
どっちかに針が ふん、 と振れていくような気がする。


例えばそれは
やったら潔癖性な人が「赤ちゃんがなめても大丈夫」という位
トイレを磨き上げるような、混沌の払拭という方向の場合もあれば
全く逆に
ぐちゃぐちゃを ぐっちゃんぐっっちゃん にする、という場合もある。


さて今回も賽は振られ、
結果混沌へダイブすることになった。
(という判断は意識的にされるわけでも時間をかけて決断されるでもなく、
ふと気づいたら太陽がまぶしかったからそうなった、という「異邦人」と同じくらいの
きっかけもなくきっかけてしまうような他愛もない判断)


で、どうなったかというと、
既に読みかけの本が4、5冊あるところに、
まとめて10冊ほどの本をまとめ買い、という結果。


お昼ご飯も食べる時間もないほど忙しいのに、昼食時間を削って本屋で本棚にかじりつく。
気づいたら読みたい本を両脇に抱えながら、月々に化粧品もそんなにかけていないかも
しれない金額を払って本を買い込んだ。


そして、同時並行に読んでいる本を10冊くらいまで引き上げて、
今の混沌が完成した。


いっそうの混沌が、もとからある混沌を面白くしてしまう
アウフヘーベンを期待。

チェンジメーカー★★★★☆

チェンジメーカー~社会起業家が世の中を変える


アンテナがたっているときには、出会いたい本に出会える


ソーシャルアントレプレナーを紹介した本の先駆け。
2000年頃に市民権を大々的に得始めた社会起業、という概念と
そのもっとも先端をいく人たちを、魅力的なポートレートと端的な文章とで紹介している。


ソーシャルアントレプレナーの代表的な人たちを一望するという意味で良書だと思う。


一方で、もっと知りたい。
なぜ、この人たちがその道にいったのか、とか。
その人たちの生の日常、とか。

デュボワ思考法★★★☆☆

デュボワ思考法


ぱらぱらめくっていて、自分が最近ずっと思うところとかぶることが
ありそうだと思ったので入手。


一言で言うと、人がそれぞれ満足感をもって仕事をするにはどうしたらいいか、
というひとつの考え方をシンプルに表現している。


まあもっともだ、そりゃそうだ、と思うことで羅列されているところは
一般的な本と一緒だとして、よかったのは具体的にこういうことはこういうことのせいだよね、
という当たり前のことを当たり前に言ってくれている点と、そういうケースに新たな視点を
見せてくれたのがいくつかあった点と、具体的な行動例をあげていた点。


以下、事例抽出。
・何かネガティブなことがあるときは、自分の心と体が違和感を訴えているので
むしろポジティブに変革をするチャンス
・自分の課題を把握するために、客観視する。そのためには感情と行動を分けた
ノートを用意してひたすら書く、書く、書く。。。
・限界を知ることが大事。自分の限界を知っていると相手の限界もわかり、
そうすると相手の限界ちょっと手前までモチベートして高めることができる。
・がんばりすぎることは意味がなく、がんばりすぎないと解決できない状況を
解決することが自分の可能性を広げてくれる。


いずれにしても一朝一夕にはいきません。
まずは書く、書く、書く。。。