「満足」をつくるもの


Pizzaというものは昔から好きで、忘れられない味は
以前Romeで食べた半熟卵がのっかったシェフの気まぐれPizza。
Pizzaの味も去ることながら、なんとなくみんなで取り合って食べる行為
そのものが好きだなあと思っていたが、やっぱりこれは楽しく
すてきな食べ物だなあと思った。


N(妹)とT(部活同期・女)と三人で食事をしていた。
場所は、広尾のピザ屋さん。
笑いの閾値が低く、酔うとその閾値がさらに低下する笑い上戸の妹は
ビールを一杯飲み終わる頃にはケタケタと笑い出しているオモシロイ状況に
陥っていて、とても楽しかった。
今日まで気付かなかったが、友人Tと妹はとても似ているようで、
完全に右脳を重視して生きているという姿勢は明らかに一貫していて
おもしろかった。


食事の満足度は 食べ物の味(物理的要因)×一緒に食べる人(精神適要因)
で決まるのではないかと思うが、二日後に誕生日を迎え年齢差3歳になる妹と
愛すべきばか な友人と、日曜日に酒を飲み食事をしていると、
本当に幸せだなあ、と思ってしまう。


私は妹が2日後に誕生日だと知っていた。
だけど彼女(友人T)はそれをしらなかった。
なのに、なぜかデザートにローソクを立てて持ってきてもらった時に、
Tはおもむろに妹へのプレゼントを出した。鮮やかな色の、ブックカバー。
どうして、妹が読書好きで鮮やかな色が好きだと知っていたのだろう、
いや、しらなくても、それがいいと思えたのか。
なんとなく潜在的に感じていた「2人は似てる」という感覚が、
やっぱりなあ、と改めて実感できる瞬間だった。