恐ろしいことに・・・


月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。
芭蕉も昔言ったように、「時」というのはそうなんだけども。


今日は4月の週末出社の代休をもらっていたんだけど、風邪のために一日ほとんど家から出ず。
机の上のメモやら郵便物やら領収書やらの整理をしてみたり、ネットをうろうろしたり、掃除をしたり、ぼーっとTVをみたり、音楽を聴きながら晩ご飯を作ったり、のんびりすごした。


それで、ものを整理しながら手帳もいじってたら、ついこないだだと思ってたことが1ヶ月以上前だったのに驚愕した。それで他にも色々思い返してみたら、ほんとに色々なことが1ヶ月以上前だったことに気づいて、なんというか、すごく恐ろしく感じて。
何が恐ろしいのかなあ、と具体的に考えてみると、

  • 4月が仕事以外思考停止状態だったこと
  • 時間の感覚がなくなっていて、一つの出来事が自分の感覚よりずっと前の出来事だったこと
  • 手帳に記録してない出来事が、3月だったのか4月だったのか全く思い出せないこと
  • 前に、例えば友人Aと会ったのがいつだったか思い出せないこと
  • やろうと思っていたことが完全停止してしまっていること
  • あたふたしてるうちにもう2006年の1/3が終わってしまっていること


こんなところかなあ。
とにかく、最初の2つがほんとに恐ろしい。
ああ、気持ち悪い。


忙しさの波に完全に流されていた自分に無力感と敗北感を感じて、恐ろしいのと同時にがっかり。


でも、自分に対してあきらめてしまったらそれで試合終了だから、前向きにがんばろうと思う。もっとキャパを広げて、いろんなことを同時並行で走らせられる人間になる。
と、自分に喝、というかエールというか。


そんなことを考えてから、晩ご飯のために玉ねぎを切っていたら、それにしても自分は何を、どこを目指してるのかなあ、と考えてしまった。
自分にとって、何が幸せなんだ?


昨日のカンブリア宮殿で、はてなの社長が座右の銘「人生は大いなる暇つぶし」だと言っていたのを観て、ああいいねえ、その考え方、と思った。それだったらできるだけ楽しい方がいいもんね、あと35年くらいはまあ割りと元気で暇つぶしできるしね。


で、じゃあ何が楽しいのか?
ってことになるんだけど、どうもよくわからない。
趣味とか好きなことはあるし、もちろんそれは楽しいけど、それが人生の目標かっていうとそうじゃなくてそれは余暇にやることだし、じゃメインでは何がやりたいのかっていうそこが肝心なんだけどそこがどうももやーっとしてて。会社に勤めてるんだからそこで仕事を頑張ればいいって考え方もあるんだけどそこがなんとなくもやーっとしてて。


25歳と1ヶ月、人生悩んでます。