「逆面接」★★★☆☆


経緯:仕事柄、一応。


面接の達人」という本が巷に出回って久しいが、それによって
入社試験の受験者が"武装"してくるのを見破るのは難しい。
そこで、準備ができないようにするために適切な選考方法は何か、という
ことで筆者が提案するのが「逆面接」。


準備するのは大事なことだと思うのでいいんだけど、それで選考の場で
見せるのがほんとの自分でないと、お互いに不幸だと思うんだよね、
だって自分が合わない会社に入ってしまうことになるから。


とはいえ、もっと面白そうなとこ、少しでもペイのいいとこ、
なんか知らんが人気があるとこ、などなどに向かっちゃうんだよなぁ、人は。
でもほんとにそれで幸せなのかな、とほんと思ってしまう。


ちなみにこの本の要点はつまり「質問をするとその人の本音が見えるよ」という
ことなんだけど、これは恋愛なんかにも有効ですよ、と筆者は最後に
ちらっと書いている。(実際はたしか「選考の場面に限らず有効ですよ」って
くらいだったかな)ま、自分に興味あるかどうかを、相手に質問させることに
よって読むことができるってことですね。
これは割りと正しいなあと思うんだよね、そもそもあまり興味(好意)のない
相手には質問しようともあまりしないからねえ、人って。