「チャーリーとチョコレート工場」★★★☆☆
映像が上出来なのと、ジョニー・デップがキモうまいのと。
あっはっは。
まだ見てない人には若干ネタばれだけど、チョコレート工場で
働く小人たちがまたキモい。そのキモさと、ムダに揃った彼らの
歌と踊りが、最高に上出来なB級感をかもし出してて、いやあ、
好きだなあ、こういうムダに凝った作り。
そういうかなりおもろい要素てんこ盛りなんだけど、一方で
デップ扮するチョコレート工場長Willy Wonkaがちょっとかわいそうな
過去のために人間的に偏っているのを、主人公が教えてあげる、
というまじめなエッセンスも入ってて。他にも、誰が見ても「だめだめ」な
「こういう子供ってやーよね、」という子供には、ちょっとこれマズイんじゃ
ないの、と思うような非情なまでのおしおきがくだされる。
そこらへんがまじめなんだけど異常なまでにわかりやすくて単純明快。
だから断じて感動の涙は流さないんだけど、とはいえそのまじめ
エピソードは決して鼻につくわけでもない。あまりにもキモおかしくて。
ある意味バランスが取れてるんだなあ、きっと。
そんなわけで、結構面白かった。
デップは、この映画はまじでダサイ。キモイ。
あの「パイレーツ・オブ・カリビアン」のセクシーなデップと同一人物とは
信じたくないくらい、キモい。化けもんだな、この人。