like a bird


会社の先輩、KさんとAさんと3人で、鍋をつつきながら話していた。
2人は、約10歳上と約20歳上の先輩。
考えてみると自分の親と近かったり、親との間だったり。
彼らからすると、私などきっと小娘にすぎないが、
それ故小娘の仕事上の悩みなぞに、付き合ってくれる。


一杯一杯になりやすいと思うんですよ、近視眼的になりやすい、
と悩みとも言えないとくだを巻く小娘に、取り合ってくれる。


アラウンドビューという自分を俯瞰して見る車のCMが最近あるじゃない、
とAさん(約10歳年上の先輩)が言う。ああいう視点だよね、と。


そうそう、そうなんですよね。
自分の考えに完全にとらわれるんじゃなくて、ちょっとひいて
全体をみたり、自分から切り離してみたり。


頭ではわかっている。わかっている程度も深化していると、思う。
1年前と比べると断然できている。気がする。
が、まだ近視眼的になりやすい。
そして、気持ちに余裕がなくなっていたり、する。


そういえば先日出張先でカウンターのお寿司屋で飲んでいたとき、
同じく出張していたYさん(この方も約10歳位上の先輩)が途中合流し、
2人でお寿司をつまみながら話していた。
その時にYさんが、自分の上司が唱える人生論を教えてくれた。それは、

  • 人生観光旅行説

人生なんて、魂がこの世に観光旅行に来ているようなモンだから、楽しまないと。
観光旅行でもきれいな景色を見るために険しい山に登ったりするでしょ。
人生のつらいこともそんな感じ、と。
なんだか、妙に ふわり と心が軽くなる、ものの見方。


いずれも「ちょっと、ひいた」視点だと思う。


話を鍋の会に戻すが、くだをまきながら普通人は一人の時に
何をしているのか、という話になった。
というのも、KさんとAさんは私のことをおやじと呼ぶが、
それは例えば飲みたいときはウィスキーを飲みに一人でバーに行ったり、
お寿司が食べたいときに"一人回転寿司"をしていたりする行為がおやじだと。


「じゃあ、人は一人の時に急にお酒が一杯ひっかけたくなったけど
仕事あがりの24時だった時や、友達と遊んで帰りしにふと無性に
お寿司が食べたくなったらどうするンですか」くだくだ。
「そもそも普通人は一人の時、何してるンですか」くだくだくだ。


これは、まァ人それぞれよね、
家族がいる人とそうじゃない人ですごく違うだろうし、ということで終わった。


でも、何してるんですか。
一人暮らしの若手の社会人の人たちは、何してるんですか。教えてください。


ちなみに、本日の結論(?)。

  • 引いて見る、視点。
  • 一人でのみに行くのは問題ないが、せっかくなので回転寿司はやめて「行きつけの寿司屋」を作ろう。
  • 「ほかの人」が「普通」何をしているのかは、まァ大きな問題ではない。
  • 脳は疲れないから、使い続けた方がよい。疲れているのは肉体だけ。


最後の一個のぽちは唐突だが、これはまた今度。