「明日の広告」★★☆☆☆
・きっかけ
会社の元上司Kさんからの推薦
広告の未来を悲観的に見る人が多い中で、広告というものをどのように捉え、
どういう視点でプランニングしていくことが企業・商品/サービスにとっていいか、
未来につながっていくかということを平易に、楽観的にまとめられている。
広告業界にかかわる人であればベースとしての状況理解があると思うので
この本の内容に唐突という印象を感じずにすっと理解できると思う。
また、状況をポジティブに捉えて実際の仕事で考えていくための視点を
与えてくれるので、行き詰まりを感じていたり迷いを感じている広告業界や
広告・宣伝部の人にお勧めだと思う。
中にいる人間としては、筆者の理想とするチームワークや
フレームワークで仕事を進めていくためにはどうやってそのスキームを
構築していくか、という参考事例がもう少し具体的にほしかった。
この本で取り上げられているSLAM DUNKの1億冊突破感謝キャンペーンは、
とても魅力的なキャンペーンで、これにかかわっていた人の話が読める
だけでもこの本は一読の価値があると思う。