「東京タワー」★★★★☆


経緯:ナナ(妹)より推薦


リリーフランキーの自叙伝。
水10!で見る限りおもろい兄チャンだと思っていたけど、
思った以上に苦労してるし想像以上にダメダメ君なのが赤裸々に
描かれていておもしろい。


で、しかしそんな大変な環境にいたり、かなりのだめだめっぷりの中にも、
お母さんの愛情をいかに受けていたかを感じることができる。


ほんとに素敵なお母さんだなあ、としみじみ。
その言葉や考え方は気丈でやさしい。


読みながら、ぼろっぼろ泣いて、一人で嗚咽。
ローカルな京成線の中で、汚く泣いていたので白い目で見られました。
でもとめられなかった。


強烈に刺さってきた、言葉。
お母さんの「いい家っていうのは、立派だったり大きな庭があったり、
ということじゃなくて、人がたくさん集まる家だ」という趣旨の言葉。

激しく納得。そういう、箱としての「家」ではなくて、空間としての
「HOME」を築いていきたいなあ、としみじみ思いました。